MONOCHRONICK

一度に一つの事しかできなくたっていいじゃない。

お金をかけないで英語を学ぶには 仕事で海外へ行こう

大学時代に夏休みを利用して・あるいは休学をして、海外留学して英語の勉強をする。

とても立派なことだと思いますし、英語力も向上するでしょう。

留学時代に培った仲間と仲良くなって、休日には遊びにも行って得るものは多いと思います。

 

しかし、もう一度あなたが英語ができるようになりたい理由を考えてください。

留学をして英語を学ぶ人の大半は、将来の仕事の役に立てるため、ではないでしょうか。

海外で仕事をしてみたい人もいれば、取引先と英語で話す可能性があるからという人もいるでしょう。

はたまた、英語ができれば就活に有利だから、という考えもあるでしょう。

 

わざわざ留学をしようと考えるからには、世界を舞台に仕事をしてやろう、という志があるんじゃないかと思います。

 

しかし、そんな人たちにこそあえて言いたいのは、あえて高いお金を払って英語を学ぶ必要があるのかということです。

仕事はやりながら覚えるものです。

仕事に英語が必要なら、それもやりながら覚えればいいのです。

 

そんなこと言ったって、英語ができなければそもそも会社に入れないんだよ、というあなた。

確かにこのご時世に全く英語ができない人は不安視されるかもしれません。

しかし、会社の人事は英語力を図るために面接をしているわけではありません。

英語力と仕事力はべつものです。

英語ができたからといって仕事ができるわけではありません。

英語は仕事をする上でのツールとなりますが、ツールは仕事をやるなかで覚えてもらえればいいのです。

 

すなわち、英語で仕事をする必要があれば、英語は身に着けないといけないし、むしろ仕事の中で身につくのです。

 

英語ができるようになることは目的ではないはずです。

英語ができるようになって何をしたいのか、それが本当の目的です。

 

留学は英語ができるようになることを目的としてしまっている人がほとんどです。

実はその目的はモチベーションを保つのが大変です。

英語ができるようになったその先のほうが重要なのです。

 

私自身、留学なんて一回もしたことはありませんでした。

入社時点で海外旅行もほとんど行ったことはなかったです。

英語は時間をかければ辞書を片手に読める、そんなレベルです。

 

しかし、入社してすぐに海外へ長期赴任となりました。

もともと海外で仕事はしたいと思っていたので、最初の会社は海外で仕事をしやすい会社を選びました。

 

世間では留学経験以上に海外での仕事経験が高く評価されがちです。

仕事で英語を使わざるを得ない環境であったがゆえに、今まで日本でやってきた英語学習からは考えられないぐらい濃密な時間を英語に費やしたと思います。

最初のころは会話をするだけで頭をフル回転させていたので、脳がすごく熱くなったのを覚えてます。

仕事にならないのでは話になりませんので、積極的に聞きすようになります。

自分の語彙力を増やさないと伝えられないことが多くなってくるので、そこも都度ネットで調べてすぐ実践していました。

結果2年近く赴任していましたが、最初の2か月弱で、かなり自然に英語が話せるようになっていましtが。

 

海外赴任であれば会社から手当てももらえて、住む場所や食費も支給されるはずです。

留学を選んでいればお金と時間をかけて英語力を得ることができますが、最初から実践に身を投じればかかるのは時間だけ、お金も英語力も、さらに仕事の能力も手に入ります。

 

「海外で仕事をしたいから留学をする」というのは一見普通の考えですが、実は遠回りかもしれません。