MONOCHRONICK

一度に一つの事しかできなくたっていいじゃない。

初対面の人に好感をもたれるには 【人前で嫌悪されないために人相・清潔感と口臭を気にしなさい】

人に会ったらまずすることはなんでしょうか。

もちろん「見る」ことです。

 

これは見ることでその人の情報を収集するためです。

特に初対面の相手では、相手の人となりを判断するために視覚情報をふんだんに取り入れようとします。

五感の中で、一番最初に使うのは間違いなく視覚です。

 

どういったところを見るかといえば、人相と清潔感でしょう。

人相を見るときは、まずは顔のつくりや表情、あとはがたいがいいかどうかとかに着目します。

 

ここで表情がこわばっていれば、相手は緊張しているな、と感じます。

眉間にしわが寄って目つきが悪ければ、相手は敵意を持っているな、少なくとも好意は感じてないんだろうな、と感じます。

口を結んでむっとしていれば、怒っているのかな、と感じるでしょう。

これらの第一印象を相手に与えて、いいことは何一つありません。

威厳を保ちたいだとか、最初からへらへらしてられるかとか、色々難癖付けてくる人は2流以下です。

対面コミュニケーションをする上で、余計な障害をすべて除外して、お互いがリラックスした状態を作り上げるのが1流です。

あなたが、作り出した緊張感を一瞬で弛緩させる優れたトークスキルを第一声からできる超1流でなければ、素直にいい人相づくりに徹しましょう。

 

自然に柔らかい雰囲気を醸し出してください。

・目をキラキラさせる、不自然にならない程度に目を見開く、挑発にならないギリギリ

・口元は歯は見せないで広角を上げる

・眉間にはしわを寄せない、視力が足りていないとしわが寄りがちなので、コンタクトの度は適宜あわせる

「自然に」というのがコツです。

鏡の前で何度も練習しましょう。

練習したら鏡を見ずに表情を作ってから、鏡で確認してください。

これがいつでもできるようになれば、自然に柔らかい雰囲気が醸し出せます。

 

人相をクリアしても、清潔感がなければ嫌悪感につながります。

・顔の毛(ヒゲ・眉毛・鼻毛・その他ムダ毛)

・衣類のしわ

・髪型

・歯の黄ばみ

・(コンタクト・レーシック推奨だが)メガネの汚れ

・鞄の状態

・靴の汚れ

・手や腕の毛

 

ヒゲは当然剃ってください。できれば合う直前です。何なら脱毛しましょう。清潔感とは相反する存在です。

眉毛も伸ばしっぱなしではいけません。薄すぎても不自然ですが、手入れは必ずしましょう。

鼻毛が出ていてはもう笑いものです。直前に鏡を見て、危険因子(鼻の入り口付近まできている毛)もカットしてください。

トップス・ボトムス共にしわが寄っていると、「クリーニングもしてないのかこいつは」と思われます。

髪型は丹念に手入れをする自信がないのなら短くしましょう。月1回はカットしてもらってください。もちろんワックスでセットしてください。

歯が黄ばんでいると、汚いと思う人はいます。タバコをやめて、ホワイトニングスタートしましょう。

メガネ自体、爽やかイケメン以外がつけると、やぼったい印象を与えがちです。コンタクト等推奨ですが、メガネを着用するなら傷や汚れが無いよう注意してください。

鞄がパンパンだったり汚れていたりすれば、否応なしに目につきます。鞄の形は崩さず、汚れは落として使いましょう。汚れた高級鞄より、きれいな安物のほうがいいです。

できる男は靴がきれい、というぐらいに、意外と靴は見られています。磨いていても気づくと汚れるので、磨き布ぐらい常備しときましょう。

名刺を渡すとき、時計を見るとき、手や腕の毛は人に見られています。毛深い人に罪はありませんが、毛深いだけで不潔感が出てしまうのもまた真理です。見える範囲の毛は処理しましょう。

 

清潔感は減点方式で評価されます。

一つやればOKではなく、全部やってください。

いかに髪型がばっちりでも、ヒゲの剃り残しがあれば100点は取れません。

清潔感がない、というのは、「だらしがない」というレッテルを張られることと同義です。

 

初対面で好感を持たれるのは大変です。

イケメンだろうが美女だろうが鼻毛が出てれば減点されます。

それでも誰も指摘はしてくれないでしょう。

だから全部自分で確認しないといけません。

・就職の面接時

・商談で人と会う時

マッチングアプリで連絡してる子との初デート時

・パーティ参加時

・接客業従事者

個人としての価値が重要視されるこのご時世、人との出会いは生きている限り永遠に続きます。

接客業なんて毎日・毎時新しい人と出会っていくことでしょう。

ほかの人が減点されていく中で、好印象を最初から持たれるというのがどれだけアドバンテージか、ということです。

 

見た目をクリアした後はある程度至近距離でのコミュニケーションが始まるでしょう。

視覚的評価が終わると次は聴覚と嗅覚の評価が始まります。

 

聴覚で測るのは、もちろん話し方です。

自信なくぼそぼそ話したり、何言ってるのか聞こえないようであれば、当然好感は持たれません。

まくし立てるようなテンポで話すのもよろしくないでしょう。

「どうすれば相手に一番わかりやすく伝わるのか」を意識しましょう。

声の高さを少し上げて話すといい、とかよく聞きますが、あれも自分の耳で聞こえる最低限の高さでは相手まで届きにくいからです。

コツというか、よく使われる手法は、相手のリズム・テンポ・声量に合わせることです。

人の耳は自分の声を一番聞きなれているので、その人の声に合わせて話してあげることが、一番相手に伝わる方法といえます。

 

そして、嗅覚です。臭いです。

日本人の好みは無臭です。

いいにおいの香水をつけても、人によっては良くないと思うかもしれません。

恋愛シーンであれば、においの趣味も含めて確認、という意味で香水はありです。

ただし、ビジネスシーンでは香水の使用は避けるのが無難でしょう。あくまで無臭にしておいて、下手な減点は避けましょう。

もちろん身体と服装を清潔に保っておけば、大衆については基本的に問題ありません。

 

問題なのは口臭です。

息が臭いというのは、人に最も嫌悪感を与えます。

しかも口臭は自分では気づきにくく、人に指摘もできません。

口臭は無自覚だからこそ最もたちが悪いのです。

歯磨きを欠かしていなくても、口が臭い人は臭いんです。

大事なのは唾液の分泌です。

唾液がちゃんと出ていれば、口臭はかなり抑えられます。

ところが、緊張などで口が乾きだすと、唾液は出なくなり口臭につながります。

水分を適切にとっていなくても同様です。

また、現代はスマホやパソコンでのやり取りが増え、会話が減ったことで唾液腺への刺激が少なくなり、結果口臭問題に発展しているという意見もあります。

ちなみに、特に日本人は臭いらしいです。

詳しくは桐村里紗さんの「日本人はなぜ臭いといわれるのか 体臭と口臭の科学」を読んでください。

日本人全員に読んでほしいぐらいです。

 

口臭がいかに悪かわかっていただいたところで、歯周病対策とかいろいろやってほしいところではありますが、まずはこまめに水分補給をしてください。

コーヒーとかではなく、「水」で水分補給です。

あとは人に会う直前まで、ガムでも噛んでてください。

これだけで口臭による大部分の嫌悪感は抑えられるはずです。

それでも手遅れな方も実際には多数いますが、その人は「日本人はなぜ臭いといわれるのか 体臭と口臭の科学」を読んでください。

周りにそういう人がいれば、「日本人はなぜ臭いといわれるのか 体臭と口臭の科学」を読ませてあげてください。

 

ここまでくれば、あとは純粋なコミュニケーションです。

さすがに味覚と触覚で人を値踏みする輩はいません。

ブチャラティくらいなもんです。

 

実際のコミュニケーションが始まる前に人は値踏みされます。

そして、コミュニケーション中であっても、思わぬところで人は減点されています。

折角中身を考え抜いたコミュニケーション内容であっても、その他外的要因で評価されてしまうのは非常に不本意だと思います。

それでも、結局は減点されなかった奴が勝利するのがこの世の中です。

一握りの勝者になるために、初対面から好印象を与えるために、視覚・聴覚・嗅覚の壁を突破していきましょう。